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【体験型】新座創業塾@新座市商工会を行いました。

2018.01.03| セミナー

中小企業診断士の田中大介です。

新座市商工会にて4日間行われた「新座創業塾」の講師を務めました。

今回の創業塾のキーワードは「体験型」で、特徴はワークショップ形式(講義とグループワークが半々)であることです。

参加者21名を5つのグループに分け、世界中で人気のツール「ビジネス・モデル・キャンバス」を使い、創業のビジネス・モデルづくりを行っていきました。

<4日間のカリキュラム>

1日目(10/13) ツールを使ったビジネス・モデル作り体験。
講義:創業体験談、創業の心得、提供価値とターゲットを明確にする

2日目(10/20) 自分のビジネス・モデルをつくってみる。
講義:情報発信のポイント、顧客獲得のポイント、Webマーケティング

3日目(10/27) 売上・利益計画をつくってみる。
講義:売上・粗利と損益分岐点、利益をつくる価格設定法、簡単会計ツール

4日目(11/02) ビジネス・モデルのプレゼンテーション。
講義:プレゼンテーション・スキル、経営理念の大切さ

1日目の創業体験談では、私自身のネットショップの創業体験をお話いたしました。

ヒト・モノ・カネ・情報ともに不十分な状況で、勢いで創業して、壁にぶつかっては改善を続けながら、なんとかカタチにしてこれまで18年間やってきました。
私の経験から言えることは、創業で大切なのは、とりあえず小さくはじめ、顧客のニーズにあわせて素早く変化をしていきながら、社会から必要とされる事業へと育てていくことです。

はじめから立派な計画を作る必要はありませんし、難しい知識も必要ありません。

抑えるべきことはただひとつ。顧客目線で考えられているか?ということです(当たり前なんですが、そこが難しい!)。

今回の創業塾では、「顧客目線でのビジネス・プランづくり」を目標としましたが、ポイントは下記の3つに整理することができます。

1. 顧客のニーズを満たす価値を提供できているか?
2. その価値は顧客にきちんと伝わるか?その方法はあるか?
3. その価値をきちんと利益として乗せられているか?

4日間を通して、上記の3つのポイントを押さえたビジネス・プランづくりを行っていきました。

最終日には、輪になって自らのビジネス・プランを一人ずつ発表しましたが、全員のビジネス・プランが「顧客はどんな人で、どんなことに困っていて、どんな商品・サービスで困りごとを解決するのか」という軸が通ったものになっていて涙。

創業塾というと、講義形式が一般的ですが、私は、講師が一方的に話すよりも、グループワークを中心とするスタイルの方が、「想いをビジネス・プランというカタチにする」という点では、数倍も有益であると考えています。

・手を動かしながらビジネス・プランを考えてる
・グループの仲間に発表する
・グループの仲間からフィードバックを得る
・グループの仲間のプランを聞く

という一連の流れの中で、受講生は多くの気付きを得て、自分の潜在的な想いが引き出され、カタチとなります。

「やれるか不安だったけど、こうしてカタチにしてみて、カタチになってみて、やれる!やりたい!という気持ちになりました」という声を何人もの受講生から聞くことができました。

その後、番外編として、受講生の内の数名が寄居町を訪れてくれました。
寄居で実際に創業されたお店を伺い、創業のお話を聞き、2年前に創業して今は人気店となった居酒屋にお邪魔しました。

この4日間+番外編は、私にとっても大きな気付きをたくさんいただけましたし、創業を目指すみなさまの熱い想いに触れられた刺激的で楽しい毎日でした。

このような機会をいただけた新座市商工会のみなさまに改めて感謝です。

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