「記念日を過ごす」というストーリーに仕立てた町おこし
2016.06.14|
マーケティング|
中小企業診断士の田中大介です。
本日の朝日新聞より「記念日過ごすストーリー」という記事をピックアップします。
岡山県の倉敷市は、観光客などの「交流人口」を増やす目的で、「記念日をすごすまち」としてブランディングを行っているそうです。
記念日プランやおすすめコースをまとめたホームページが開設されているのですが、これが素晴らしい!
倉敷の企業やお店が「記念日を支える倉敷人」となり、様々な記念日プランが企画され、紹介されています。
帆布工房によるオリジナルバック制作体験、染料店による染色体験、写真家による観光&記念写真プラン、漁船のような小舟での瀬戸内海クルージングプランなど、どれもワクワク感たっぷり。
ただ単に名所や観光スポットを紹介するだけでなく、「記念日を過ごす」というストーリーに仕立て、ワクワクする体験やハッピーな経験という「コト」として紹介しているのが面白いですね。
2日前に、このブログで「ハレの日に選んでもらえる店づくり」という記事を書きましたが、消費者にとっての「特別」を演出して提案する、というのは今のトレンドなのかもしれません。
小売業やサービス業では「モノ」から「コト」へ、とよく言われていますが、まちづくりや観光もまた同じなんですね。
「特別」を演出する「コト」として仕立てなおせないか?そういった切り口で考えてみると、今の消費者に「刺さる」見せ方ができるかもしれませんね。