ブログ

BLOG
2016.06.12| マーケティング

ハレの日に選んでもらえるお店づくり。そのためのポイントとは?

中小企業診断士の田中大介です。

本日の日経MJより注目の記事をピックアップします。

ブラジル料理、鍋料理、イタリアン、タイ料理など17の業態でレストランを運営する会社「ワンダーテーブル」についての記事です。

同社は、「トレンドは追わない。ニッチの中でトップになる」というスタイルで、ここ5年間、増収増益を続けています。

ポイントは、「高い専門性」と「ユニークな体験」にフォーカスしていること。

下記は、ブラジルの肉料理「シュハスコ」を手掛ける『バルバッコア』の好調の理由は?という問に対する回答です。

理由の一つは本物のブラジルスタイルを追求しているからです。メニューもパスタとか追加メニューを安易に増やすようなことはしません。サラダバーをもっとおいしくできないか、主力の肉をもっと上手に切れないか、などと徹底的に磨き上げます。

日経MJ紙 2016年6月12日 ワンダーテーブル社長 秋元巴智雄

売上が思うようにいかない時、新たなメニューを増やしたり、値下げをしたりすることは比較的簡単です。そうしたいのをグッとこらえ、品質を磨き続ける姿勢に共感します。

消費者の低価格志向が強まっている、と最近よく言われていますが、中小企業や小さなお店はみな値下げしないと生き残れないのでしょうか?

私の考えは「否」です。

低価格志向といっても、すべての消費を抑えることはきっとないでしょうし、すべて低価格なモノで揃えることもないはずです。それでは息が詰まってしまいます。

節約するところは抑え、その代わりに使うところでしっかりと使う。そうした生活スタイルが想定されます。

使う場面で選んでもらえるかが中小企業の売上アップを握るカギだと考えます。

ただ、厳しい節約の反動での消費ですので、消費者の求めるレベルは高くなっています。そこで選ばれるためには、これまで以上に「高い専門性」と「ユニークな体験」に磨きをかけていく必要があるでしょう。

コンビニエンスストアと競争しても勝てるわけありません。日経ビジネスが外食危機という特集を組み、ハレの日を思い出せと書いてありました。まさに我々はハレの日に特化しているわけです。

日経MJ紙 2016年6月12日 ワンダーテーブル社長 秋元巴智雄

ハレの日に選んでもらえるお店づくり。そのためのキーワードが「高い専門性」と「ユニークな体験」と言えそうです。

新着記事
ほっこりとした瞬間:食堂で見た企業の素顔

ほっこりとした瞬間:食堂で見た企業の素顔

2023年9月29日

前橋るなぱあく:大型遊具は1回50円、木馬と小型遊具は1回10円!日本一なつかしい遊園地

前橋るなぱあく:大型遊具は1回50円、木馬と小型遊具は1回10円!日本一なつかしい遊園地

2023年9月22日

「プリキュア」20周年記念映画に行きたい!!!

「プリキュア」20周年記念映画に行きたい!!!

2023年9月15日

ドッグサロンBullsHome:わんちゃんの笑顔とともに1周年

ドッグサロンBullsHome:わんちゃんの笑顔とともに1周年

2023年9月8日

42万以上の投稿を誇るコウモリランのユニークな魅力

42万以上の投稿を誇るコウモリランのユニークな魅力

2023年9月1日

榛名湖で楽しむ賑やかな家族のアクティビティ!

榛名湖で楽しむ賑やかな家族のアクティビティ!

2023年8月25日

カテゴリー

制作実績

WORKS

「もっと会社の魅力を伝えたい」、
そんな時は当社にまずはご相談ください。

ビジネスモデルを深く理解した上で、お客さまならではの提供価値を整理し、最適な「伝わるかたち」をご提案いたします。

お電話でのお問い合わせ

048-580-7420

9:00~17:00(土日祝日除く)

メールでのお問い合わせ

お問い合わせ