手段が目的化したって良いじゃない!?
2024.03.15|
中小企業診断士 田中大介|
カケハシ・スタイル代表で中小企業診断士の田中大介です。
ゴルフが好きで、日々、スイングについて試行錯誤しています。でも、ここ数年、スコアは変わっていません。ふと、「何のためにやっているんだろう?」と疑問が湧いてきました。でも同時に思いました。「何のために、なんて考えるのは野暮だよね。」
ビジネスでは「手段が目的化しているぞ!」なんてよく言われます。目的なくスイングを考えていることは、手段が目的化しているわけです。
でも、そもそも趣味ってのは、手段が目的化しているものなんではないか。結果は置いておいて、スイングを探求することを楽しむ。
改めて自分の仕事を振り返ってみます。私はビジネス書を読むことが好きです。「常に目的を考えましょう!」なんて、朝礼で話をすることも多いですが、ゴルフと一緒でビジネス書を読むことが目的になってしまっている気がする。
でも、それでも良いのかな、なんて思えてきました。良く言えば「探求」。
山の頂をイメージしてそこに登る最短ルートを考えてから登る。それが大切なのは分かるけど、登ること自体を楽しんだって良いんじゃないか。どんなウェアを来て登ろうか考えるのも楽しみたいし、わざと険しい方に行ってみたりも楽しい。そしていつか、「うわー、すげえ景色キレイ」という場所にふとたどり着いたら嬉しい。そんな仕事のスタイルも良いのではないかと思っています。