「インプット」と「意義」の循環が、仕事のクオリティを高める。
2022.08.03|
仕事術|
株式会社カケハシ・スタイル代表で中小企業診断士の田中です。
今朝の日経新聞の記事「プラレールで100超の駅再現」を読みながら、「プロフェッショナル」について考えました。
プラレールでJR山手線の全駅などを忠実に再現している方の記事でした。
印象に残ったのは、再現するにあたってのインプットです。
航空写真などを見ることはもちろん、駅の成り立ちを学んだり、歩いてみて、電車に乗ってみて、駅を使う人達が実際に見る景色を感じたりしているそうです。
駅や線路や駅周辺の街並みをただ再現するだけなら、航空写真だけでも足りるような気がします。
でも、歴史や駅を利用する人々へ想いをはせることで、作品の出来栄えは違ってくるんではないかな、と思います。
では、なぜ違ってくるのか。
歴史や文化などを「インプット」をすることで、作品の裏側にストーリーが生まれます。作品に意味づけがされます。
そうして作品に向き合う中で、「駅を再現する」という仕事に「意義」が生まれるはずです。
「意義」が次の「インプット」につながり、その結果、「意義」が強化される。
作品の出来栄えも変わってくるはずです。
この記事を読みながら、「インプット」→「作品づくり」→「意義のブラッシュアップ」→「インプット」という循環をとめどなくやっていくことが「プロフェッショナル」ということなのかな、と感じました。
背景にあるものに丁寧に想像力を働かせる、そうした仕事を心がけていきたい、と改めて思います。