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そもそも中古品をなぜ購入する?中古品販売の提供価値とは?

カケハシ・スタイル代表で中小企業診断士の田中大介です。

日経XTRENDの2024年4月号を読みました。印象に残ったのは「なぜユニクロ、無印がリセール市場に参戦?」という記事でした。

国内リユース市場は拡大しており、大手メーカーによるリセール市場への参入が増えている中、ユニクロが立ち上げたのが「UNIQLO古着プロジェクト」。顧客からユニクロの衣料を回収して中古として販売するわけですが、面白いのは2種類の売り方があることです。

1つは、検品・洗浄して安く販売する一般的な中古の売り方。もう一つは、染めと洗い加工を施し、ビンテージ風にリメークして通常価格と同程度で販売する付加価値プラスな売り方。着なくなった衣料に新たな価値をつけて販売する、という取り組みが面白いですね。

中古なのに新たな価値創造。

この取り組みは好調のようで、中古品販売の効果として店舗への集客力が高まっているそうです。そもそもなぜ人は中古品を購入するのか?中古品の提供価値って何か?ということですね。

私は、提供価値は「モノ」と「コト」で整理すると分かりやすいと考えています。中古品の価値をモノとコトで考えてみましょう。

モノ:安く買える
コト:一点ものを探す楽しみ

私は音楽好きで、学生の頃は中古CD屋によく行っていました。週末には、電車で1時間半かけて御茶ノ水に行き、一日かけてCD屋を巡る。「ここには何があるかな?」というワクワク感。CD屋に入り、棚の中を一枚一枚探っていき、あー、これ探してたやつ!と出会った時の高揚感。

中古品の販売は、①体験価値へのニーズの高まり、②サステナビリティな取り組みへの評価という顧客ニーズに応えられる有意義な取り組みと言えそうですね。

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