「経営革新塾@ふかや市商工会」全4回の最終回:事業の提供価値を明確にする!
中小企業診断士の田中大介です。
全4回で行った「ふかや市商工会主催 経営革新塾」ですが、昨日、4回目が終わりました。
帰る時、受講生の数人が和気あいあいと外で話しているのを見て、「あぁ、良かったな」と思いました。
今回の経営革新塾は、「講義+ワーク」スタイルで行いました。
塾の一番の提供価値として考えていたのは、
(1)顧客に選ばれつづけ、利益を持続的に生むビジネスモデル構築に向けて「気付き」を得られる場であること
でしたが、それと同じぐらい、
(2)同じ地域でがんばる経営者と知り合える場であること
も商工会という場で開催する塾としては大切なのではないか、と考えていました。
塾の終了後に、受講生同士のコミュニケーションが生まれているのを見て、「知り合える場」という提供価値に関しては達成できたのかな、と思いました。
「気付きを得られる場」に関しても、他の受講生とのコミュニケーションを通して、「なるほど、そういう切り口もあるのか」という「気付き」がきっとあったはずです。
4日間を通して僕が一番お伝えしたかったのが、事業の提供価値を明確にすることです。
塾では、お客さま像を具体的に考え、そのお客さまが受け取る価値を「モノ」と「コト」で分解して考えていきました。
提供価値を考えることは、一人のお客さまをしっかりと見て、どうすればHappyにできるかを考えていくことです。そんな「一人」がたくさん集まれば、結果として社会も豊かになります。
提供価値を考えることは、「売り手よし、買い手よし、世間よし」の三方良しで選ばれ続ける会社・お店になるための大切な一歩であると言えるでしょう。
三方良しの会社・お店に向けて、この4日間が受講生のみなさまにとって、少しでも「気付き」を得られる場であれたのなら嬉しいです。
参加していただいた受講生のみなさま、ふかや市商工会のみなさま、4日間、ありがとうございました!