農業・農園のホームページデザイン参考まとめ
こんにちは、デザイナーのHosoyaです。
いつもデザインの参考になりそうなサイトを見つけて収集しています。
カケハシ・スタイルでは、ブランディングを「『らしさ』が100%伝わっているカタチをつくること」と定義しています。
その「カタチ」をつくるデザイナーとして、業界ごとにどんな見せ方が「らしさ」を伝えているのかを日頃から研究しています。
農業・農園のサイトって、どれも似たような雰囲気になりそうに思えますよね。でも実際に集めてみると、まったく違うんです。
「商品を見せるサイト」「働く人を見せるサイト」「楽しみ方を見せるサイト」「環境を見せるサイト」——同じ農業でも、何を伝えたいかでデザインの方向性は全然違います。
今回は養鶏場サイトの制作で参考にした農業・農園のサイトを、その視点でいくつか見ていきます。
■ 商品
小川ぶどう園 https://ogawa-vineyard.studio.site/
まずは「商品を見せる」パターンから。
・イラストと写真が組み合わせて使用されており、イラストと実際の巨峰の写真が違和感なくマッチしている。
・装飾などに円を活用することで、ぶどうのイメージが伝わり、デザインと商品がとても合っている。
・背景色に青みのある淡色を使い、巨峰の紫と合わせてあり、配色も洗練されている。
■ 働く人
ハタケワーク https://hatakework.com/
次は「働く人を見せる」パターン。
・全体的にシンプルな色味と装飾によって、働く人が生き生きと活動している写真が引き立っており、自分も農業をやってみたくなるようなイメージが持てる内容になっている。
・畑で採れたものを活用したベーカリーやワークショップもあり、農業に関わる働き方がたくさんあることがわかる。
・ちりばめられたシンプルながらワクワクするような装飾によって、農業で働く楽しさが伝わってくる。
■ 楽しみ方
PURE MEAD https://pure-mead.com/
こちらは「楽しみ方を見せる」パターン。
・メインビジュアルの動画の内容と文章によって、養蜂家がこだわりの蜂蜜でこだわりのお酒を造っている背景がより伝わりやすく、内容がわかりやすく入ってくる。
・どのように蜂蜜酒を楽しむと良いかがコンテンツで紹介されており、購入者が蜂蜜酒を嗜んで(楽しんで)もらえる工夫がされている。
・蜂蜜の良質な雰囲気や、お酒を造る工程で真面目に吟味している様子を写した写真が使われており、こだわりが伝わる。
・デザインにも蜂と蜜を彷彿させる色味を使っており、こだわりのお酒という品のある雰囲気もあり洗練されている。
■ 環境
こもれび農園 https://komorebinouen.com/
最後は「環境を見せる」パターン。
・自然の中の農園だとわかるデザインになっており、サイトを訪れる側も自然の中にいるような気持ちになる。
・色味やデザインの角丸などから、木漏れ日の優しさなども伝わる。
・野菜だけでなく養鶏場もあり、セクションごとの写真の選択も適切で、まるごと農園という雰囲気が伝わる。
見せ方の違いは「らしさ」の違い
このように、同じ農業・農園でも「何を伝えたいか」によって、デザインの方向性はまったく違います。
商品を見せるのか、働く人を見せるのか、楽しみ方を見せるのか、あるいは環境を見せるのか。見せ方の違いは、その会社の「らしさ」の違いでもあると思います。
実際の制作でも、お客さまの強みや想いを理解したうえで、デザインに落とし込んでいます。こうした参考サイトの収集も、お客さまの「らしさ」を伝えるための準備として取り組んでいます。