深谷市の養鶏場のブランディング実績
こんにちは、カケハシ・スタイルです。
本田養鶏さまのWeb制作、ブランディングの実績についてご紹介いたします。
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■ こだわりの卵をもっと多くの方に知ってもらいたい。
本田養鶏さまは、埼玉県深谷市にある養鶏場です。
鶏のことを第一に考えた平飼いの飼育方法と自家栽培のお米を中心とするこだわりのエサが特徴で、そのこだわりと品質の高さは、オーガニックな食材を主に扱う大手食品宅配会社からも長年に渡って高く評価されています。
丁寧に育てた卵をもっと多くの一般消費者に知ってもらって直販の売上を増やしたい、こだわりの飲食店等にも原材料で使ってもらいたい、というご相談でした。
■ 本田養鶏の「らしさ」を言語化する。
まずは中小企業診断士である当社代表が、事業についてヒアリングを行いながら、「らしさ」を整理していきます。
本田養鶏の卵には、下記の特徴があることが分かりました。
- 無農薬で自家栽培している米を中心に、無農薬で育てた野菜や大豆、カキ殻などのカルシウムなど、エサにとことんこだわっている。
- 平飼いで、放し飼いに近い環境で育てている。木造の鶏舎は、にわとりが快適に過ごせる環境である。
- 鶏糞を米の飼料として使うなど、農業と養鶏の循環型の生産システムを構築している。
- 上記を30年以上にわたって守り続けている。平飼いの老舗である。
本田代表からも養鶏への想いをお聞きしました。
「ケージ飼いだけになってほしくはない。平飼いで自然に近いかたちで産まれた卵を未来の子どもたちのために残していきたい。」という想いの中で、日々、養鶏と向き合われていることが分かりました。
特に「鳥飼という生業が好きなんだ」という言葉が印象的でした。
卵の特徴、本田代表の想いを「私たちの養鶏」としてまとめました。
■「あるべきロゴ」を考える。
ロゴマークの制作にあたり、お客さまからは、下記のようなキーワードをいただきました。
「シンプルで洗練された感じ」「高級志向」
「モチーフは、稲穂・大地・鶏」「食にこだわっている人に届けたい」
稲穂、大地、鶏という伝えたい要素が3つある中で、いかに抽象化し、シンプルに洗練させるか。
社内で何度も検討を重ね、何度か本田養鶏さんともやり取りしながら、「あるべきロゴ」に落とし込んでいきました。
長年守り続けてきた平飼いへの想いを、「伝統」として形にできないかと考えました。
そこで、日本の伝統工芸である寄木細工をモチーフに、鶏、稲穂、大地をデザインしました。大地は平飼いや農業を、稲穂は自社栽培の有機米を象徴しています。これらの3つのモチーフがそれぞれ明確に見えるよう、何度も試行錯誤を重ね、最適な形を追求しました。
■ ブランディングを目的にツールをデザインする。
本田養鶏さまの「らしさ」をいかに伝えていくか?
そのブランディング戦略の中で、商品パッケージ、Web、パンフレットを制作いたしました。
写真撮影も当社で請け負いました。
米で育った鶏が産んだ卵ということで、やっぱり卵かけご飯だよね、ということでメインの写真が決まりました。
【メイン写真】
【パッケージ】
【パンフレット】
【PCサイト】
パッケージは、本田養鶏様の卵を使用して撮影した写真をメインに配置し、卵の色味や食欲を引き立てるデザインに仕上げました。
また、商品名「こめたま」のタイポグラフィは、「飾らない自然の卵」という本田養鶏様のキャッチフレーズに合わせて、飾らずシンプルに仕上げています。
WEBとパンフレットは、本田様が長年大切にしてきた平飼いへの想いがより伝わるよう、本田様自身が直接語りかけているような印象にデザインしました。
ブランディングとは、『「らしさ」が100%伝わっている状態をつくること。』と整理しています。
今回、当社が携わった制作物を通して、本田養鶏さまの想いやこだわりなどの「らしさ」が伝わり、より多くの人に卵が届けば嬉しいなと思います。
ブランディングを目的とした、商品パッケージ、ロゴ、Web、パンフレットなどの制作なら、是非、カケハシ・スタイルにお任せください。