そもそも「ブランディング」とは何なのか?[全3回/3回目]
こんにちは、カケハシ・スタイル代表の田中です。
前回のブログで、「提供価値」の大切さ、「提供価値」を明確に言葉にすることの大切さをお伝えしました。
今回のブログでは、「提供価値」をつくるポイントをお伝えいたします。
ずばり、このフレームに当てはめて考えてみましょう。
弊社は、カケハシ・レコードという音楽CDのネットショップを20年以上運営しています。
「20年以上、長く続けられている理由は」と問われれば、「提供価値があるから」と自信を持って答えられます。
カケハシ・レコードの提供価値を先程のフレームに当てはめるとこうなります。
今から15年ほど前にこの提供価値を定めました。ここから事業がガラリと変わりました。
「ロック探究のワクワク」を売るってどういうことだろう?と全てのことをその視点で考え直しました。
「ただ入荷情報を発信しているだけでは、探究のワクワクにはつながらないな。そうか、○○が好きな人にオススメの作品5選、のように提案スタイルにしよう。」などと新たなアイデアを次々に生まれ、サイト自体、ブログやSNSでの発信内容がすべて変わりました。
お客さまには「普通のCDショップとは違う」「新しい音楽と出会えた。毎日、サイトに行くのが楽しみ」「SNS、楽しみに見ています」といった声を多くいただけるようになり、ファンで居てくれる人が増えた結果、今も事業を続けられていると思います。
提供価値を定めることで、事業が尖り、その結果、顧客に響き、共感を得て、ファンづくりにつながり、「選ばれ、選ばれ続ける」状態をつくることができます。
弊社は、カケハシ・レコードでの取り組みを通して、提供価値の大切さ、その力を信じています。
株式会社カケハシ・スタイルの提供価値も定めています。
フレームに当てはめるとこうなります。
自分たちは、ただツールを作るのではなく、『らしさ』を伝えることに力を注がないといけない、そのために何をするべきか?どんな知識、ノウハウが必要か?など、スタッフといつも話しています。
このフレームに当てはめて、是非、みなさんの会社・お店の提供価値を言葉にしてみてください。
全3回にわたり『そもそも「ブランディング」とは何なのか?』をお届けいたしましたが、いかがでしたでしょうか。
次回の『中小企業診断士 田中大介の「伝わる」かたちをつくる秘訣。』は6月1日(水)更新予定です。
楽しみにお待ちください。
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