ネット広告での集客からアクション、リピードまでの仕組の構築
中小企業診断士の田中大介です。
昨日の日経MJから、ネット広告成功事例の記事をピックアップします。
新潟県湯沢町の神立高原スキー場の事例で、ネット広告の活用により、暖冬という厳しい外部環境の中で、1月の売上が前年比60%増を記録したそうです。
おもしろいな、と思ったのが、ネット広告での集客に終わらず、それを会員組織化したことです。図にするとこんな感じ。
スマホを活用した電子スタンプカード機能を訴求して会員登録してもらい、登録した会員に対してクーポンを発行して来場を促し、来場した会員はスキー場にあるQRコードをスマホで読み取って電子スタンプカードがたまる、という流れです。
ネット広告での集客から会員組織化、来場、その後の販促継続までつながる上手な仕組みですよね。しかも、会員組織化したことで、既存顧客として会社の資産となり、来季以降の販促にも活用できます。
集客で終わらず、そこからの会員登録→来場・購入などのアクション→固定客化という動線をきちんと設計することで、ネット広告の費用対効果がグッと高まりますね。
さらに、電子スタンプカードの機能により、発行したクーポンの効果を測定することができる、という利点もあります。
記事によると、神立高原スキー場では、会員のおよそ半数が来場したそうです。凄いですね。
なお、神立高原スキー場のWebサイトはこちら。
http://www.kandatsu.com/
ランディングページも残っていました。URLのディレクトリーが「lp」なのできっとランディングページでしょう。
なお、ランディングページというのは、ネット広告をクリックして最初に表示されるページです。
最近は、トップページへのリンクではなく、より訴求力の高いランディングページを作成し、そこにリンクさせることが多いですね。
http://www.kandatsu.com/lp/2016main/
都内の若者をターゲットにすごくうまく作られてるなぁ、という印象です。シーズン中にこのサイトを見てれば、きっと私も行ったと思います(都内の若者ではありませんが^^)。