埼玉県深谷市のプラスチック成形の製造業のロゴデザイン
こんにちは、デザイナーのHosoyaです。
前回の記事では、三村製作所さまの制作実績をご紹介しました。今回は、ロゴが完成するまでの裏側をご紹介したいと思います。
埼玉県深谷市にある有限会社三村製作所さまは、創業以来培ってきた技術を活かし、プラスチックの射出成形などを手がけている会社です。
■ロゴデザインのイメージ
ロゴデザインを考えるにあたり、代表の「全ての協力者との相互繁栄を目指したい」という想いや、創業者である「三村」という名前を受け継ぎ、大切にしていきたいという思いから、「繋がり」を大切にしたいと感じ、ロゴにその想いを反映させようと考えました。また、プラスチック成形の要素もロゴに組み込みたいという要望もありました。
① イメージと連想ワード
まずは、イメージから連想できる言葉をリストアップしました。
繋がり、継承、紡ぐ、プラスチック、成形、実直、強い想い、三村、みむら… などなど。
② ロゴのテーマ
次に、これらのイメージを基にロゴのテーマを考えました。
「三村製作所を守り続け、これまでも、これからも、そしてこれからもずっとつながっていく」
このテーマをもとに、デザイン案を練っていきました。
■完成したロゴ
このロゴには、事業が前社長から現社長へと受け継がれ、今後も「三村製作所」を守り続けるという想いを込めました。また、力強い色とフォルムで、ものづくりへの実直な姿勢を表現しています。三村の「M」や「三」の要素、そしてプラスチック成形の様子をモチーフとして取り入れました。
■別案のロゴ
【別案①】
こちらは「み」や「M」のモチーフを使った別案です。前社長から現社長へのつながり、そして次の世代へと繋がるという意味を込めて、人と人が手を取り合う様子を一筆書きで表現しました。このデザインでは、つながりと循環を表現しています。また、モチーフが円の外に出ていることで、外への広がりや成長を象徴しています。
【別案②】
こちらのデザインは、三村製作所の頭文字「M」を左右対称に配置しました。2人で「M」を作り上げ、前社長から現社長へ事業を引き継ぐという意味を込めました。さらに、一方の「M」を型抜きにすることで、金型からプラスチック成形の過程を表現しています。
さまざまなデザイン案を検討した結果、三村製作所さまの「らしさ」を伝えられるロゴが完成したと思います。今回はロゴデザインの裏側を少しだけご紹介しました。