「しまパト」から考える、成熟社会で消費者が買っているもの。
2016.09.05|
マーケティング|
中小企業診断士の田中大介です。
日経MJより「日々しまパト」という記事をピックアップします。
「しまパト」という言葉、ご存知ですか?私はこの記事ではじめて知りました。
「しまむらのお店をパトロールするように巡り、高級ブランド風の安い商品を探すこと」で、若い女性の間ではまる人が増えているそうです。
これぞ今の成熟社会ならではの消費行動ですね。
安いモノを消費者がただ求めている、と考えてしまうと、本質を見逃してしまいます。
では、消費者が買っているのは何でしょうか?
「安いモノ」ではありません。
・お店の中で宝探しのように安くて良いモノを見つけたり、
・見つけたモノをSNSにアップして友達から褒められたり、
・友達がアップしたものを見て楽しんだり、
そういった「コト=体験」を買っているわけですね。
日経MJの「2016年上期ヒット商品番付」で、海外量販店向けの安価なカシオ製時計を逆輸入した「チープカシオ」がランクインしましたが、それも同じ消費行動と言えるでしょう。
なお、しまむらのサイトを見てみると『「しまパト」活動報告』のページが!
http://www.shimamura.gr.jp/shimamura/shimapato/
会社も一緒になって楽しんじゃっている感じ、すごく良いなぁ、と思います。