Instagramの通販活用の好事例になりそう。端材・廃材が商品に変えられる!?
中小企業診断士の田中大介です。
日経MJより気になった記事をピックアップいたします。
通信販売のフェリシモが5月11日(水)より、余った「素材」のネット通販サイトを立ち上げるようです。
まだスタート前ですが、「公開準備中」としてサイトはアップされています。
「マテリアループ」
http://materialoop.com/
雑貨などを手作り販売する消費者をターゲットに、縫製会社と提携してそこで余った生地やボタン、ヒモなどの素材を販売する、というBtoCモデル。
売り方としては、単にモノを掲載するだけでなく、素材の特長やこれまでの用途などを読み物にして紹介する、というのが面白いところです。
さらに、画像交流サイトInstagramも活用し、素材の「かわいい」写真を発信することで、ターゲット顧客へのアクセスも狙っています。
Instagramをフォローし、アップされた素材に「あ、それ、かわいい」となってサイトへ行って、「なるほど、そういう使い方ができるのね」と納得し、購入する、という顧客体験。いいですね!
「マテリアループ」Instagram
https://www.instagram.com/materialoop/
この記事を読んでいて思ったのは、最近はDIYが流行っているし、ちょっとした端材や廃材も「商品」になる可能性を持っているし、しかも、InstagramなどSNSを使えば、DIY好きの消費者に比較的容易にアクセスできるんではないか、ということ。
消費者はその後、素材を使って作ったものをきっとSNS上でアップするでしょうし、そこからの新規顧客へのアプローチも期待できそうですし、アップされた画像をサイト上で共有していくことで、既存顧客のファン化も狙えそうです。
「モノ」に新たな切り口で光を当て、Instagramでその世界感を発信して共感を高め、消費者との関係性を高めながら販売につなげていく。なんだかワクワクするWebマーケティング手法だな、と思います。
Instagramの通販活用の好事例になりそうな予感。マテリアルループ、楽しみですね!