ビジネス・モデルを考える一つの有効な切り口〜サブスクリプション・サービス
中小企業診断士の田中大介です。
今日は「サブスクリプション」サービスの話です。
昨日の日経MJ誌「伊藤元重のエコノウォッチ」にて「サブスクリプション型」ビジネスが取り上げられていました。
サブスクリプションとは定期購読ということだ。顧客に定期的に販売を続けることで利益を高めることと理解すればよい。
ビジネス・モデルを考える上で、「どうやって儲けるか」を考えることは重要ですが、サブスクリプションは、一回だけの注文で終わらず、継続的に注文してもらえる、という点で、売る側からするとメリットの多い仕組みですよね。
サブスクリプション・サービスをいくつかピックアップいたしましょう。
まずは私が大好きな日本酒^^。
SAKELIFE
http://sakelife.jp/
1,000以上の全国の銘柄から厳選した日本酒が毎月届く、というサービスです。
日本酒は種類が多すぎて、どれを選べばいいのか分からないですし、例えばプレゼントでいただいたとして、どの銘柄をいただいたとしても嬉しいですよね。
・具体的な選ぶ基準がなくて選ぶのが難しい(スペック化できない)
・どれをもらってもとりあえず嬉しいし楽しい
という商材はサブスクリプション・サービスに合いそうですね。
コーヒーなんかもサブスクリプション向きですね。
BEANS Delivery SERVICE
http://bds.thecoffeeshop.jp/
食べ物だけでなく、絵本なんかも最適ですよね。
絵本クラブ
https://club.ehonnavi.net/
モノが溢れ、情報が溢れていると言われる今の時代、
・詳しい人に選んでほしい
・今まで知らなかった新しいモノに出会うワクワクを体験したい
というニーズは、買う側の中で高まっていると言えるでしょう。
お客さまに毎回来ていただき、その都度、買っていただくのではなく、プロの立場でセレクトし、継続的にお届けすることはできないだろうか?
ビジネス・モデルを考える一つの切り口として、サブスクリプション・サービスは有効ですね。