制作実績

■プロジェクトの課題：事業拡大の戦力となる若い人材の確保

(株)千野電気さまでは、大型の高圧受変電設備の受注に向けた体制の構築と販路開拓が、令和３年４月からの新たな取り組みとして掲げられました。弊社は、この事業計画書の策定からサポートさせていただきました。

「大型の高圧受変電設備の受注に向けた体制の構築」を実現させるために欠かせないのは、働き手の採用でした。
これまで千野電気さまは、リクナビ・マイナビなどの採用ナビへの広告出稿を中心に採用活動を行っていました。

電気工事を含む建設業界の人手不足は深刻化しています。特に若年層離れは顕著に進んでいます。こうした状況においては、より丁寧にビジョンや仕事のやりがいを発信していく必要があります。しかしながら、採用ナビではそれを伝えきるのは非常に難しいものです。

以上のことから、販路開拓のためのコーポレートサイトの中に、採用力を高めるためのリクルートページをつくることになりました。大きな課題としては、事業拡大の戦力となる若い人材の心に響くビジョンや仕事のやりがいポイントを打ち出すことでした。

■千野代表へのヒアリングと仕事の魅力のコンテンツ化

（株）カケハシ・スタイルでは、まずはクライアントのビジネスモデルを正確に把握することからスタートします。

今回の案件では、先に事業計画書の作成を行いました。ビジネスモデルの把握は、事業計画書づくりに着手する際に実施。中小企業診断士である弊社代表が、株式会社千野電気さまのサービスの根底にある「想い」や「こだわり」をヒアリング。そして、千野電気さまならではの「魅力」や「強み」を整理し、提供価値を言語化していきました。

また、課題である「いかに若い人材の心に響くビジョンや仕事のやりがいポイントを打ち出すか」という点においては、専任ディレクターと千野代表との打合せを何度も重ね、求める人材像の見える化や自社の魅力の言語化を行いました。

■解決策①：隠さずに伝える、飾らずに伝える

新卒向けを中心とした採用サイトでは、魅力的なキャッチコピーや派手なデザインで、若者の関心を誘うものが多く見受けられます。
しかしながら、代表である千野裕史さんは、入社後の不一致を避けるためにも「隠さずに、シンプルに伝えたい」という強い要望をお持ちでした。そのため、サイトデザインはできるだけシンプルに、そしてページ数を必要最低限にすることでサイト内の回遊を増やし、求職者が必ず千野代表が示すビジョンに辿り着く設計を目指しました。

■解決策②：「危険」「怖い」「自分にはできないのでは」のイメージを拭う丁寧な説明

採用ページにおいては、電気工事業界の「危険」「怖い」「自分にはできないのでは」のイメージを拭うため、代表からの採用メッセージを最初にもってきました。代表には、２０代前半の若者が理解しやすい言葉で、丁寧にまとめていただきました。