【熊谷市】松本工務店株式会社 様 制作ストーリー
- Webサイト
- ロゴ
自分たちならではの提供価値を伝えるためのリブランディング
松本工務店さまは、熊谷市にある工務店です。
代表の松本社長は、宮大工としての経験も豊富で、木の刻みなど、大工職人としての高い技術を持っています。
さらに国家資格である建築士の資格も保有し、規模の大きな介護施設の建築にあたって開発から自社で手掛けてしまうなど、開発~設計~建築まで全工程に渡る技術とノウハウを持たれています。
これまではホームページはなく、受注のきっかけは口コミでした。
技術の高さから仕事の引き合いは継続的にあるものの、今後は「開発~設計までできる強みをしっかりと伝え、規模の大きな案件も増やしていきたい」という思いをもたれています。
自分たちならではの提供価値を伝え、新規開拓するためのリブランディングがホームページ制作の目的でした。
中小企業診断士による「強み」の整理と「らしさ」の言語化
カケハシ・スタイルのWeb制作では、中小企業診断士である当社代表が、会社の成り立ち、既存のビジネスモデル、今後のビジョンなどを時間をかけてヒアリングを行い、松本工務店さまならではの「強み」を整理し、「らしさ」として言語化していきます。
整理できた強みの一部をご紹介いたします。下記のように一つ一つ文章にしていきます。
【代表の強み】
・代表は、社寺建築をメインとする会社で約10年、大工として働いた後に独立した。社寺建築や彫刻の技術・ノウハウがある。建築士の資格も保有している。さらに、開発のノウハウがある。消防法の知識、土木設計の知識を元に、開発の書類作成ができる。
・顧客の話をよく聞き、要望を引き出すようにしている。自分の考えの押し付けにならないように、主観で判断しないように心がけている。
・社寺の修繕には、図面などはなく、その場でのイマジネーションが重要である。数多くの修繕に取り組む中で、イマジネーションが培われており、一般住宅のリフォームやリノベーションにも活かされている。
・福祉住環境コーディネーターの資格を保有しており、介護に関する改修工事の提案ができる。
【サービスの強み】
・製材のノウハウがあるため、扱いが難しい材木(けやき等)を取り扱うことができる。
・当社で建てる家では、構造体は太い木を使用している。玄関は広く、天井は高く、けやきをふんだんに使用し、格天井や丸柱など伝統的な細工を施した家にしている。
・家が長持ちするように、木の組み方など、見えないところにもこだわっている。
・埼玉県中大規模木造建築技術者講習を受講済みで、中大規模木造建築の知識がある。中大規模木造建築の実績もある。
こうして「強み」を整理し、代表の想いも共有しながら、松本工務店さまの「らしさ」を言語化していきます。
「らしさ」は下記の通りに言語化しました。
『伝統的な大工技術 × 最先端の建築技術』
大工技術を活かし、暮らす人と木材を大事にした住空間をつくる。
「らしさ」をロゴに落とし込む
リブランディングにあたり、ロゴマークの作成もご依頼いただきました。
ロゴデザインにあたってのご要望をお聞きすると、『大工道具の「さしがね」の形、代表と後継者の名前にある「喜」の字をデザインのモチーフにできれば』ということでした。
「らしさ」とデザインのご要望を踏まえ、出来上がったロゴがこちらです。
ロゴ制作では、ただ何となくカッコいい形をつくるのではありません。
大切にしているのは、合理的にデザインすること。
お客様のご要望や好みを踏まえながら、「らしさ」をロゴの形や色に落とし込んでいきます。
形や色のそれぞれに「らしさ」に紐づいた意味を持たせます。
代表の人柄も感じられるように伝える
Webサイトのページの中で、こだわったのは「家づくり事例」です。
ある一つの家にフォーカスし、松本代表の話しを聞きながら部屋の一つ一つを見て回っているような構成にしました。
玄関や居間や廊下など、それぞれの場所での松本代表のこだわりを聞きながら、「大工さんに家を建ててもらうって良いなぁ、素敵だなぁ」と思ったことを覚えています。そんな雰囲気がそのまま伝わるページになるように制作しました。
今後は、実績をブログ記事として追加していけるように伴走しながらサポートしてまいります。
ロゴとWebサイトをきっかけに、松本工務店さまの「らしさ」が伝わり、こだわりの住宅や中大規模の建物の受注が増えれば嬉しいなと思います。
松本工務店株式会社さまWebサイトはこちら
https://matsumoto-komuten.com/