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埼玉県小川町の健康増進施設のパンフレット制作事例

株式会社カケハシ・スタイル代表で中小企業診断士の田中大介です。

今回は、埼玉県小川町にある健康増進施設「ふれあいプラザおがわ」様のパンフレット制作事例をご紹介いたします。

提供価値を明確にすることから始める

ふれあいプラザおがわ様は、平成14年に介護予防を目的として設立された町民の健康増進施設で、トレーニングルームを中心に、和室やボランティアルーム、調理室などがあり、多様な用途で利用することができる施設です。
まず構成を作っていくにあたり、施設の担当者様からお話をお伺いしました。
小川町は一人暮らしの高齢者が多い地域であり、仲間づくりや運動を通じたリフレッシュによって、この施設が生活の一部となってほしい、という想いがありました。
一方で、高校生以上であれば誰でも利用でき、実際には健康維持を目的とした高齢者だけでなく、筋トレやダイエット目的の若い世代も多く利用されています。
高齢者から高校生までの多様な利用者に対して、施設の提供価値をいかに整理するかが制作にあたっての課題となりました。
私たちは常々、提供価値を「モノ」と「コト」の2軸で考えることが大切だと考えています。
モノは「商品・サービスのウリ」、コトは「ハッピーなこと、豊かなこと、ワクワク感」です。
ふれあいプラザおがわ様の場合、モノの価値は充実したトレーニング機器や多様な施設、利用しやすい料金体系などです。
Webやパンフレットを制作するにあたり、大切なのはコトの価値を明確にすることです。
施設の担当者から、様々な年代のお客様の利用シーンやお聞きした声を整理する中で、「健康維持」「リハビリ」「ダイエット」のほか、「交流」というコトの価値があることが見えてきました。
私たちは最終的に、ふれあいプラザおがわ様の提供価値を次のように言語化しました。

「充実した体力づくり、世代間の交流の広場」

「何をしているか」ではなく、「どんな価値を提供するのか」を伝える

パンフレット制作において、私たちが最も大切にしたのは、「何をしているのか」ではなく、「どんな価値を提供する施設なのか」を伝えることでした。
よくあるパンフレットは、施設の概要や利用方法、料金表などの情報を淡々と並べてしまいがちです。
しかし、それでは施設の「らしさ」は伝わりません。
私たちは、まず表紙で「何ができるか」を端的に伝えることにしました。

  • 健康維持
  • リハビリ
  • 筋力アップ
  • ダイエット
  • リフレッシュ
  • 学び、交流

これらのキーワードを表紙にアイコンとして配置し、「充実した体力づくり、世代間の交流の広場」というコピーを添えました。
これにより、パンフレットを手に取った瞬間に、「この施設では何ができるのか」「自分にとってどんな価値があるのか」が一目で伝わるようにしました。
中面では、「運動による体力づくり、世代間の交流の広場」として、具体的にどんな価値を提供するのか、実際の利用者の声を交えながら伝える構成としました。
利用者の声は、施設が提供する価値を最も説得力のある形で伝えてくれます。

  • 健康維持を目的とした60代、70代の方々
  • リハビリ・体力向上を目的とした40代の方
  • 筋力アップ・ダイエットを目的とした20代、30代の方々

それぞれの世代、それぞれの目的に応じた価値が、この施設では提供されている。そのことを、利用者の実際の声を通して伝えました。
また、施設紹介のパートでは、改めて写真撮影を行いました。
パンフレットにおいて、写真は非常に重要な要素です。施設の雰囲気、設備の充実度、そして何より「ここで運動したい」「ここで交流したい」と思ってもらえるかどうかは、写真が大きく左右します。
今回は、トレーニングルームの充実した設備、和室やボランティアルームの多目的な用途、そして施設全体の明るく清潔な雰囲気が伝わるよう、丁寧に撮影を行いました。

やさしい色味で、暮らしがワクワクするデザインに

デザイン面では、利用者の多くが高齢者であることに配慮し、やさしい色味を採用しました。
しかし、単に「高齢者向け」というだけではありません。
私たちが目指したのは、「ふれあいプラザおがわによって、暮らしがワクワクしたものになることが伝わるデザイン」でした。
明るく親しみやすい色調、読みやすい文字の大きさとレイアウト、そして何より、この施設に通うことで得られる「健康で豊かな暮らし」のイメージが伝わるよう、細部にまでこだわりました。
表紙には、施設の外観写真とともに、6つの価値を示すアイコンをカラフルに配置し、手に取った瞬間に「ここは楽しそう」「自分も通ってみたい」と感じてもらえるよう工夫しました。

「らしさ」を明確にし、一貫して伝える

パンフレット制作において大切なのは、単に情報を並べることではなく、施設やサービスの「らしさ」を明確にし、それを一貫して伝えることです。
今回のふれあいプラザおがわ様のパンフレット制作では、次のステップを踏みました。

  1. 丁寧なヒアリングによって、施設の現状、課題、想いを把握する
  2. 利用者の声から、提供価値を明確に言語化する
  3. 「何をしているか」ではなく「どんな価値を提供するのか」を軸に構成を設計する
  4. 利用者層に配慮しながらも、「暮らしがワクワクする」デザインを実現する
  5. 写真撮影やレイアウトの細部まで、「らしさ」を一貫して表現する

弊社では、ホームページやパンフレット、ロゴなどの制作において、「らしさ」を言語化することからサポートいたします。
施設の魅力をしっかりと伝えたい、多くの方に利用してもらいたい、そんな想いをお持ちの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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