マッチの新たな価値!? これはイノベーションの好事例!
2023.03.24|
マーケティング|
カケハシ・スタイル代表の田中です。
本日の日経MJの記事『「何もしない」消費、Z世代が支持』を読んで、これはイノベーションのすごくいい事例だな!と朝からグッと来てしまいました。
昔なつかしのマッチ、ありますよね。
そもそもマッチの機能は何でしょうか?
はい、火をつけることですよね。
その機能で言えば、既にライターに置き換わってしまっています。
チャッカマンなども便利ですよね。
そんな所謂オワコンのマッチですが、新たな価値でジワジワと人気が出ているそうです。
どんな価値か。
なんと「何もしない」という価値。
マッチに火をつける。火がついている間は、他の作業をすることができません。
この時間を「一息つく時間」と見立てたわけです。
かっこよく言えば、「一息つく時間をつくるもの」として、マッチをリブランディングしたわけです。
これこそイノベーション!
価値には、機能的価値と情緒的価値があると言われます。
マッチの機能的価値は「火をつける」ことですね。
その機能的価値はライターに代替されてしまいました。
そんな役割を終えたと考えられるマッチに、新たに「一息つく時間」という情緒的価値を見出したわけです。
様々な商品・サービスが溢れており、機能で勝負することは難しい状況です。
自分たちの商品・サービスには、新たな情緒的価値はないだろうか?
そんな発想を常に持っていたいですね。