【経営革新事例】介護施設向けのフォトスポット事業の展開(オフィスパルフェさま)
こんにちは、カケハシ・スタイル代表で中小企業診断士の田中です。
経営革新事例として、川越市のオフィスパルフェさまの取り組みを紹介いたします。
オフィスパルフェさまの事業はディスプレイデザインです。
全国の百貨店や都内の小売店等のディスプレイデザインを請け負っていましたが、コロナ禍で取引先の売上が落ちる中で、受注にも影響が出ていました。
代替の売り上げをつくる必要がある中で、伊藤代表が新たな取り組みとして構想したのが、介護施設向けのフォトスポット事業です。
伊藤代表は、母の介護の経験を通して、介護施設の空間を彩ることで、高齢者の心を明るくすることに貢献できるのではないか、という想いを持っていました。
「これまでのディスプレイデザイン事業で培ってきたノウハウを活かし、人々に癒しを与えたい、高齢者の日々を豊かにしていきたい。」
伊藤代表の想いを受けて、川越商工会議所とともに経営革新計画の策定をお手伝いいたしました。
コロナ禍で面会を中止している施設は多く、入居者とそのご家族との時間が奪われてしまっています。
「施設のエントランスなどにフォトスポットがあれば、コロナ禍であっても安心して家族で会うことができる。」
百貨店等で使っていた資材を活かしで華やかなフォトスポットを制作し、設置する。
年間4回、デザインを変えることで、季節感も演出できます。
今回の事例は、既存事業で培った強みを活かして、他の市場における新たな価値提供に挑戦する事例です。
強みを活かして、他の誰かに新たな価値を提供できないか?
そう考え続けることで、経営革新=ビジネスモデル変革につながるはずです。
オフィスパルフェさま制作事例