ビジネス・モデル・キャンパスを使ったワークショップでファシリテーターをつとめました。
中小企業診断士の田中大介です。
3月6日・7日の2日間で開催された『寄居町 空き店舗活用まちづくりセミナー』で、1日目に講師、2日目にファシリテーターをつとめました。
2日目のワークショップのお題は、事業計画書づくり。
ビジネスモデル・キャンバスを使い、受講生にビジネスモデルを考えてもらいました。
チームに分かれてスターバックスを例にビジネスモデルを考えてもらった後、一人ひとり空き店舗を活用したビジネスモデルを考えていきます。ビジネスモデルを考える時間は全体で2時間ほどでしたが、ひとりの顧客として、そんなお店ができたら楽しいな、というアイデアがたくさん生まれてきて一安心。
やっぱりビジネスモデル・キャンパス、素晴らしいツールだなぁ。
私がこのツールを好きな理由は、「顧客が受け取る価値」を軸にしているからです。
ビジネスモデルを考える時、どうしても「どんなモノを売るか、どんなサービスをするか」と売り手目線で考えてしまいますが、大切なのは「誰に対してどんな価値を提供するか」という視点です。
ビジネスモデル・キャンパスを使えば、自然と「価値」を軸にして考えることができます。
受講生からは気づきが多かったと好評でしたし、私自身も講義形式のセミナーよりもワークショップ形式の方が参加者にとって有意義だな、と実感しました。
参加者は、寄居町内の方のほか、越谷や川口、豊島区の方も居て、職種も価値観も多様な感じ。ワークショップのいいところは、そうした多様性が組み合わさって新たな価値が生まれることですよね。「そう考えるのか、おもしれー」と他の人の価値観に触れることで多くの気付きが生まれるんだと思います。
これからもワークショップは私のひとつのテーマとして磨いていきたいです。