キーワードは「新たな価値」!? 『2016年上期ヒット商品番付』から考える「今風」
2016.06.08|
マーケティング|
注目の日経MJ「2016年上期ヒット商品番付」が発表されましたね。
番付から、「今風」について考えてみます。
キーワードは「新たに生み出された価値」と「SNSでの価値の発信と共有」と感じました。
「価値」が最重要キーワードですね。
「新たに生み出された価値」をさらに3つに分類してみます。
1. 企業からの新たな価値の提案
・「ドヤ家電」・・・自慢したくなる機能や意匠を持つ家電
・「スカーチョ/スカンツ」・・・GUが発売したスカートに見えるパンツ
2. 消費者による新たな価値の発見
・写ルンです
・チープカシオ・・・海外量販店向けの1000〜5000エンの腕時計
3. 「体験」という新たな価値
・グッジョバ!!・・・よみうりランドが開業したものづくり体験施設
・VR ZONE Project i Can・・・お台場で開業したVR(仮想現実)体験施設
さらに、こうして新たに生みだされた価値は、SNSを通じて発信され、共有され、話題を生み出していく、という流れが「今風」ですね。
ちなみに、横綱のひとつは「安値ミクス」。節約するところは節約しつつ、新たな「価値」をワクワク/ガヤガヤと消費する。2016年は、そうした傾向が続きそうです。