お客さまは手間にお金を払う
2016.12.31|
仕事術|
中小企業診断士の田中大介です。
大晦日ということで、書斎の片付けをしつつ、読めていなかった『日経ビジネス』を斜め読んでいます。
「ななつ星」で話題を集めたJR九州の唐池会長のインタビュー記事にハッとさせられました。
お客さまは手間にお金を払います。
(中略)
「手間をかけることの大切さ」に社員一人ひとりが気づくことが、お客さまから愛されるブランド構築の基になります。
これ、ブランドづくりのみならず、仕事の本質と言えますよね。
100を要求されているところ、手間をかけて110で返す。もっとがんばって120で返す。
その積み重ねが信頼となり、「選ばれる理由」となるはずです。
例えば、俳優の卵だったとして、戦時中のドラマでセリフのない特攻兵の役をもらったとします。
俳優として「あるべき姿」は、たとえ一言もセリフがないちょい役だったとしても、太平洋戦争や特攻作戦や特攻兵についての本を読むなどして、その役の人生を自分なりに描くことなんではないかな、と思います。
昔、NHKの朝ドラを見ながらそんなことをふと思い、自分もそうでなければな、と思っていますが、1年を振り返ると、甘かったなぁ、と思うこと多々です。
来年はもっともっと、一つひとつに丁寧に「手間」をかけた仕事をやっていかねばと、あらためて身が引き締まりました。大晦日にいい話が聞けました。
大晦日ということで、2016年の活動実績ページを作りました。
https://kakehashi-style.com/?page_id=699