ヤフー主催のサイクリング大会に見る、ネット&リアル融合の新しいカタチ
2016.08.20|
Webマーケティング|マーケティング|
中小企業診断士の田中大介です。
2016年8月19日の日経MJより「ヤフー、東北でサイクリング大会」という記事をピックアップします。
ネットとリアルの融合の新しいカタチだな、と思いました。
ヤフーがサイクリングで地方の魅力を伝える事業に力を入れている。大会を主催して参加者に名産品を振る舞うほか、民泊を通じて地元の人との交流を後押しする。サイクリングを題材に、地域の魅力を肌で実感できる「リアル」とヤフー!ショッピングなど「ネット」と融合させたビジネスを育てる狙いだ。
最終的には、ヤフー!ショッピングでモノを売りたいのだと思いますが、巨人Amazonとの競争の中、ネットだけで集客し、ネットだけで顧客と関係性を築き、モノを売っていくことには限界があるのでしょう。
体験という「リアル」な『コト』をきっかけに顧客と出会い、作り手や売り手との交流を演出し、その後、ヤフー!ショッピングで『モノ』を売ることにつなげる。
『モノ』から『コト』へ、とよく言われていますが、どちらを取るか、という二者択一ではなく、合わせ技で価値を高める狙いはおもしろいですね!
ネットで『モノ』を売る場合、その前に『コト』を絡められないか。その切り口はひとつ持っていようと思います。