「伝わる」かたちをつくる。
中小企業診断士の田中大介です。
日経MJより気になった記事をピックアップします。
企業も最近は(付加価値や機能を訴える)プラスだけのアプローチだけでは売れないことに気づき始め、「ない仕事」に注目したんでしょう。
「ない仕事」とは、従来の分類では捉えられず見過ごされていた「モノ」や「コト」に新たなネーミングをして、
「おぉ、なんだか楽しそう」
「ワクワクする」
「ぐっとくる」
と思ってもらう取り組み、と言えると思います。
みうらじゅんさん発信の「ゆるキャラ」は、まさに「ない仕事」ですね。
僕がレコード屋でバイトしていた時、『ニッチ・ポップ』という本が発売されました。
100円均一コーナーの常連の「カス盤」だけど、実は愛すべきメロディが詰まってるんだよ、という作品にスポットを当てた本で、「カス」作品が「ニッチ・ポップ」作品へと格上げされて、急に売れるようになった、ということがありました。
「モノが余っている」と言われる時代の中、新しいモノを作るのではなく、今までのモノを違う切り口から見立てたり、くくったりして、新たな価値を生み出し、お客さまの「おっ!」や「ワクワク!」につなげていくことが、今後の商売でもっともっと大事になってくるのかな、と思います。
ビジネス・モデルを考える一つの有効な切り口〜サブスクリプション・サービス
2016年11月10日
2016年5月16日
2016年6月20日
2016年12月31日
三谷幸喜が『真田丸』に込めた想いから考える、会社の「コンセプト」の大切さ
2016年12月17日